京阪三条駅の真上、市バスのバス停前の「高山彦九郎」像、集合
場所の目印に良く利用しますので、目にした方も多いのでは…。
銅像は彦九郎が京都を出入りする度に皇居の方角を向き、ひれ伏
す姿を再現しています。
説明板には、18才の時以来、五回上洛したが、京都に出入りする
折には、この銅像の姿のように、京都御所の向かって拝礼した。
その姿は、和歌にも詠われ、明治維新を成就した勤王の志士達は、
彦九郎を、心の鑑と仰いだと、書かれてます。
京都の人は、説明を読んでも、「へー田舎から出てきて、丁寧に皇居
に向かってお辞儀するだけで、こんな立派な銅像になるの?」
この人物の像には、そのような程度しか、認識がなかった様に、
思います。
像の裏には、「昭和19年11月建立」と、あります。
その頃は、太平洋戦争さなかで、金属類が無いと、お寺の鐘や、
鉄道のレールなども、皆、鉄砲の弾となった時代です。
良くもその時代にこの様な立派な銅像が建ったのが疑問と
思ってました。
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